大分県竹田市の秋の風物詩「竹楽 ※ちくらく」が18日から20日までの3日間、開催されました。3年ぶりの通常開催で、城下町はやわらかな明かりに包まれました。
竹田市で始まった、たけた竹灯籠「竹楽」。ローソクのともしびが城下町を照らし出し、幻想的な風景を演出しました。
竹田の「竹楽」は里山の環境保全を目的に2000年から開催。コロナ禍で通常開催は3年ぶりとあって、訪れた人はやわらかな明かりが織りなす非日常な空間を楽しんでいました。
(見物客)「きれいです、前にも来たけど今回の方が」「明かりが浮かび上がってくる感じがとても感心していいなーと」
「竹楽」前日の17日、午前8時の旧竹田中学校体育館。こちらでは市内で集めて切り出した竹灯篭、およそ2万本を点灯会場に搬出する作業が急ピッチで進められていました。
(「竹楽」実行委員会 三浦勝哉さん)「3年ぶりは大変、いちから準備しないといけないから。今、イベントがなくてみんなウズウズしていたので、感動を味わって欲しい。竹灯籠でデザインを作っていきます。遠近感を表現していくんですね」
メイン会場の1つ、「広瀬神社」では、ボランティアとして県立久住高原農業高校の生徒が手伝って91段の石段に1500本の竹灯籠を配置しました。
(生徒)「疲れました」
Q.竹楽を見るのは?
「楽しみです」「私たちが頑張った竹楽を楽しみながら見て欲しい」
そして、ついに点灯。広瀬神社の石段にはきのう、灯篭を運んだ生徒たちの姿がありました。
(生徒)「実際見てみるときれい」「ひとつひとつの灯がきれいに揺れて、観光客にも喜んでもらえて、行事に参加できてとても光栄」
たけた竹灯籠「竹楽」は竹田市中心部で20日までの3日間開催され、市民や観光客らが、幻想的な竹灯篭の灯りを見ながら心を温めていたようです。