気象庁は6日、前線や低気圧の影響で東日本から北日本にかけて大気の状態が非常に不安定になると発表しました。特に関東甲信地方では6日昼過ぎから夜遅くにかけて激しい雨が予想され、土砂災害や河川の増水に警戒が必要です。北陸・東北地方でも7日にかけて厳重警戒が呼びかけられています。
千島近海の低気圧から前線が南下
気象庁によりますと、6日午前3時40分現在、アムール川下流域の上空約5000メートルに寒冷な空気を持つ渦があり、これに対応する千島近海の低気圧から前線が東北地方から東日本日本海側にのびています。
この前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、東日本から北日本の日本海側では雷を伴った非常に激しい雨が降っています。
別の前線も華北から朝鮮半島付近にのびており、小笠原諸島近海の高気圧の縁を回る暖湿気の影響で、南西諸島付近でも強い雨や激しい雨が観測されています。
