「核も戦争もない平和な21世紀に」をスローガンに、原水禁国民会議などが主催する原水爆禁止世界大会が4日、広島市で始まりました。
会場となった県立総合体育館には、全国の労働組合などから、2200人が参加しました。

原水爆禁止世界大会 金子哲夫共同実行委員長
「私は、市民の命を奪い、核兵器使用の危機を増大させている全ての軍事行動を直ちに停止することを強く求めます」
大会では、金子共同実行委員長が被爆80年の今年、被爆者との約束である核廃絶を、一人でも多くの被爆者の命があるうちに実現させたいと力強く訴えました。
原水禁国民会議は、7月に、日本原水協と日本被団協との3者で共同アピールを発表しています。60年近く前に分裂した原水協との異例の協力について、この日は、触れることはありませんでした。
原水爆禁止世界大会 金子共同実行委員長
「それぞれの活動の独自性を大事にしながらも、あるときには、力を合わせられるような、状態を作るとしたら、ひょっとするとボクたちがそういう役割を果たさなきゃいけないかな、という思いは持っています」

原水禁世界大会は、広島では6日まで開催されています。