深刻な水不足で青森県藤崎町の農園では、リンゴの実の成長が止まり、今後の収穫への影響が心配されていたなか、5日のまとまった雨は“恵みの雨”になったようです。
藤崎町のリンゴ農家は、久しぶりの雨に安堵の表情を浮かべました。
リンゴ農家 唐牛完悟さん
「約1か月ぶりにやっと潤いました、という感じですね」
こちらでは、約3ヘクタールでリンゴを栽培しています。このところ厳しい暑さが続いたうえ、雨も降らずリンゴの実の成長が止まり頭を悩ませていました。
ただ、藤崎町の隣の弘前市では、5日正午までの12時間に43ミリのまとまった雨が降りました。
リンゴ農家 唐牛完悟さん
「これからリンゴが大きくなる時なので、雨がほしくて待っていまして、やっと降ってくれました。青森県にいながら、青森県ではないような天候なので、いつも通りの天候に戻ってほしい」
県の調査でリンゴの実の大きさは、一部の地域で平年を下回っていると発表されるなか、5日のまとまった雨は農家にとっては“恵みの雨”になったようです。