戦後80年の節目に、慰霊と平和への願いを捧げようと、終戦の年に生まれた新潟市の女性が護国神社に『アートフラワー』を奉納しました。

雨の降りしきるなかで奉納された、菊・牡丹・コスモスなどの花。
ひときわ目を引くこれらは全て、布などで作られたものです。

手掛けたのは新潟市でアートフラワー教室を開く坂井幸子さん。
終戦の年に生まれ現在80歳の坂井さんは「自分ができる形で思いを捧げたい」と、教室の生徒とともに1年がかりで制作したそうです。

「世界中がいま大変なことになっていて、私が願ったってどうってことないんですけど、でも小さな気持ちが少しでも伝わってだんだん大きくなって、良い世の中になっていけばと」

慰霊と平和への願いが込められた坂井さんのアートフラワーは当面の間、護国神社の社殿に飾られるということです。