30代の会社役員の女性がメンズエステ店を開店する際、暴力団の威力を示して金銭を要求したとして、警察は5日、指定暴力団六代目山口組の傘下組織の組長に中止命令を出しました。
警察によりますと、組長の男(53)は2023年12月中旬、30代の会社役員の女性が富山市内でメンズエステ店を開店する際に暴力団の威力を示したうえで「店を出すなら面倒をみてやる」「何かあれば言ってこい」などと言って用心棒料の名目で金銭を支払うよう要求しました。
女性は複数回にわたって金銭を支払ったということです。
また、ことし7月、女性が男に金銭を支払った際に「どうもどうも、頑張れよ」などと告げて改めて用心棒料の名目で金銭を要求しました。
警察は男に対し、不当な要求を行わせないため中止命令を出しました。
