今年度の最低賃金を全国平均で時給1118円とする目安がまとまったことについて、石破総理は「賃上げこそが成長戦略」という政権の理念や取り組みが浸透し、成果に繋がっているとの考えを示しました。

石破総理
「(最低賃金は)全国加重平均では1118円ということになります。賃上げこそが成長戦略の要という基本的な理念、そしてこれまでの取り組みが着実に浸透し、成果を上げていると考えております」

厚生労働省の審議会は4日、企業が労働者に支払わなければいけない最低賃金を、全国平均で時給1118円とする目安をまとめました。前の年から6%、金額で63円の引き上げとなっていて、上げ幅は去年を上回り過去最大です。

政府は2020年代に1500円にすることを目標にしていますが、石破総理は「今後の政策、施策の効果があらわれることによって、達成可能だ」と強調するとともに、国の目安を超えて最低賃金を引き上げる地域に対しては重点支援をおこなうとしています。