“連携”が重要なダブルス

ほとんど耳の聞こえない2人が、お互いに声を掛け合うことはないんですけれども、お互い何をやるか、ポジションニング、全てわかっているように見えます。

2人は聴覚に頼らず、目線や仕草でお互いの動きを把握しているそうです。

【練習をともにした高校生】
「前衛のタッチが速かったので、耳が聞こえる聞こえないに関係なく、すごく上手な方だったので、自分たちも見習わないとなと思いました」
「自分たちのよくないところも、結構ズバッと言ってくださる」

新潟県長岡市に住むバドミントン選手・沼倉夫婦の2人は、聴覚障害者スポーツのイベントで出会いました。13年前のことです。

【千紘さん】
「最初は無表情でちょっと不愛想な人なのかなと思いました」
【昌明さん】
「とても物静かで大人しい人だなという印象でした」