3日に投開票が行われた仙台市長選挙は、現職の郡和子市長(68)が20万票余りを獲得し3回目の当選を果たしました。一夜明け、自身が掲げた公約について、「スピード感をもって進める」などと述べ実現に意欲を示しました。

任期満了に伴う仙台市長選挙は3日に投開票が行われ、現職の郡市長が20万票余りを獲得して新人3人に大差をつけ、3回目の当選を果たしました。

一夜明け、郡市長は4日午前、およそ100人の職員らに出迎えられ市役所に登庁しました。選挙戦では、国の出産育児一時金50万円に対する独自の上乗せや第二子以降の保育料無償化など子育て支援の充実を公約に掲げていました。

郡 仙台市長:
「ありとあらゆる施策を総動員しないと少子化への対応はできない。仙台のまちで働きたいと思い、出会いがあり結婚し、子どもを産み育てたいと思ってもらえるように流れに沿った支援をトータルでやらなければならない」

4日の会見で郡市長は、「スピード感を持って進める」と述べ公約の実現に意欲を示す一方、出産育児一時金の上乗せや第二子以降の保育料無償化については、財源の確保などに調整が必要として、具体的な時期について明言しませんでした。郡市長の3期目の任期は8月22日からの4年間です。仙台市長選挙の投票率は36.83%と過去最低だった前回を7.74ポイント上回りました。