盛岡市で4日、高校生と高齢者が書道パフォーマンスで交流するイベントが開かれました。作品のテーマとして選ばれたのは、あの地元出身のメジャーリーガーです。

盛岡市の見前南地区公民館で開かれたのは、岩手女子高校書道部による書道パフォーマンスの体験会です。このイベントは、地域の高齢者が若者と交流する機会を創出しようと公民館が企画したもので、20人ほどが集まりました。書道パフォーマンスとは、大きな筆で巨大な紙に文字を書くもので、4日は高校生と高齢者が一緒になって作品作りに挑戦しました。作品のテーマは地元出身のメジャーリーガー菊池雄星投手。菊池投手が試合で三振を取った際に流れる英語の歌の歌詞の和訳を高校生が、菊池投手が大切にしている「人」、「夢」、「本」などの文字を高齢者が書き、縦5メートル、横8メートルほどの巨大な作品を完成させました。

(参加した高齢者)
「何十年も前に岩手女子高校に通っていたが、その頃は書道パフォーマンスはなかった。やっぱり若い子はいい。がんばってもらいたい、ずっと」
(田中姫菜部長)
「菊池雄星さんが大切にしているものを心を込めて書いた。たくさん話しながら教えあいながらできて楽しかった」

完成した作品は完成した作品は当面の間公民館に飾られるということです。