山口財務事務所は、県内の経済情勢について「緩やかに回復しつつある」と判断しました。記録が残る中では、過去最長となる9期連続での判断据え置きです。
この判断は、山口財務事務所が3か月ごとに発表しているものです。今回の判断も「緩やかに回復しつつある」とし、おととし(2023年)7月以降9期連続での据え置きとなりました。記録が残る2015年度以降で、9期連続の判断据え置きは過去最長です。
個別の項目では、「個人消費」が8期ぶりに「回復しつつある」と上方修正されました。百貨店やスーパーなどでの飲食料品の販売、軽乗用車の販売などが前年を上回ったことなどを理由に挙げています。
山口財務事務所は今後について「雇用・所得環境が改善する中、緩やかに回復していくことが期待される」とコメントしました。一方で、物価の上昇やアメリカの通商政策などの影響に注意する必要があるとしています。














