■陸上・富士北麓ワールドトライアル(3日、山梨・富士山の銘水スタジアム)

女子200mの決勝で、井戸アビゲイル風果(24、東邦銀行)が22秒79(+1.0)の日本新記録をマークし優勝。

福島千里が16年の日本選手権で出した22秒88を9年ぶりに塗り替え、井戸はタイムが確定すると、顔を両手で押さえ喜びを爆発。東京世界陸上の参加標準記録(22秒57)には届かなかったが、大きな拍手が会場に響き渡った。

井戸は日本選手権(7月)では200mを23秒18で制し、100mとの2冠を達成。今季の勢いをキープしたまま、ついに日本記録を更新した。

この日は男子100m予選で、桐生祥秀(29、日本生命)が9秒99(+1.5)、守祐陽(21、大東文化大)が10秒00(+1.3)を叩き出すなど、記録ラッシュとなった。