カムチャツカ半島で発生した巨大地震で津波注意報の解除から一夜明けた8月1日、岩手県内では漁業施設への被害調査が始まりました。

このうち大船渡市ではカムチャツカ半島で発生した巨大地震で40センチの津波を観測しました。大船渡市漁協の末埼支所によるとカキの養殖棚4台で海底に固定するロープが切れたり養殖棚が津波に流されて隣の施設に重なったりする被害が確認されたということです。カキなどの水産物の被害はさらに調査が必要な状況で、今後、被害が拡大する可能性があります。また大船渡市漁協の赤崎支所でも養殖棚を固定するアンカーがずれるなどの被害があったということです。

今回の津波の影響は県の沿岸部に及んだことから正確な被害状況の把握には時間がかかるとみられます。