約3年5か月ぶりの通行再開です。
福島県沖の地震で仙台城跡の石垣が崩落した影響で通行止めが続いていた市道「仙台城跡線」が、1日から再び通れるようになりました。

中村洋輝記者:
「午後3時です。通行止めだった区間が、約3年5か月ぶりに通れるようになりました」

通行が再開されたのは、市道「仙台城跡線」のうち青葉山公園の「大手門跡」前の交差点から八木山方面に抜ける約980メートルの区間です。

青葉山を通る迂回ルートに比べて、道のりは約3分の1で、さっそく多くの車が通行してました。

一番乗りの大学生:
「Xで開通すると見て一発目皆で通ろうぜとなって来た。今まで青葉山の方から行っていたのでめちゃくちゃ早く着けて良かった」

この区間は、2021年と22年の福島県沖の地震で仙台城跡の石垣が崩落したため通行止めになっていました。

7月15日に石垣の積み直しが終わり、1日に約3年5か月ぶりに通れるようになりました。

仙台市文化財課 長谷川蔵人課長:
「市街地中心部から仙台城跡への最短ルートになる。多くの人に仙台城跡を訪れてほしい。その際には復旧した石垣を見てほしい」

仙台市は、再開区間で1日あたり約1万台の交通量を見込んでいます。

混雑緩和のため10月末までの土日祝日は、八木山方面への一方通行にする交通規制をするということです。
改めて、通行再開の区間を確認します。
青葉山公園の「大手門跡」前の交差点から護国神社などを通って八木山方面に抜ける約980メートルの区間です。

因みに、交差点の近くにある仙台市博物館から八木山にあるtbc本社までの所要時間を計ってみたところおよそ9分かかり、迂回ルートを通るよりも3分ほど短縮されました。