「元気になりますように」秋田に届いた復興の願い
ランタンには、去年1月の能登半島地震の被災者への哀悼と復興への希望の願いを込めたメッセージが書かれている。これらは穴水町の保育園児や小学生を中心に募集して寄せられた。
「穴水町が元気になりますように」

復興へのメッセージは、直線距離で約380キロも空を漂い、秋田県南部の羽後町まで届いた。長谷部祭りの翌日の7月20日、羽後町の町民が拾い、町役場に届けられた。受け取った羽後町役場担当者も「こんなことがあるんだ」と話す。
秋田県羽後町の担当者
「石川県から届いたと聞き、そんなに遠くから届いたのかとびっくりした。ランタンを見つけた町民から届いたことを伝えてほしいと伝言があった」
伝言を授かった羽後町の職員は、穴水町役場に問い合わせ、SNSの投稿につながった。穴水町役場の担当者は「これも何かのご縁なのだろう」と振り返る。
遠く離れた東北からも、多くの人が能登の復興を願い続けている。