南大東島の東南東約180kmに位置する熱帯低気圧は、今後台風に発達して東北東へ進み、日本の南から東へと進む見込みです。気象庁によりますと、2日午前0時には台風に発達する予想で警戒が必要です。台風9号は1日午後1時には八丈島の東約160キロの北緯33度20分、東経141度30分にあって、1時間に約15キロの速さで北へ進んでいて、台風9号とのダブル台風になる見込みです。

気象庁の1日正午の実況によりますと、熱帯低気圧は南大東島の東南東約180キロに位置しています。中心気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は15メートル、最大瞬間風速は23メートルとなっていて、東南東に20キロの速さで進んでいます。

熱帯低気圧は2日午前0時には台風に発達し、日本の南を東北東に25キロで進む見込みです。その後も北東方向への進路を維持し、3日午前9時には八丈島の東南東約190キロまで接近する予想です。

4日以降は日本の東から徐々に離れていき、6日午前9時には日本のはるか東、北緯35度55分、東経157度20分付近に達する見込みです。

台風の接近に伴い、南岸を中心に強風や高波の恐れがあります。特に2日から3日にかけて、伊豆諸島や関東の沿岸部では風が強まり、海上では波が高くなる見込みです。中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速はメートルと予想されています。

海上や沿岸部では、船舶は高波に、海岸付近では高潮にも警戒が必要です。釣りやマリンレジャーなどを予定している方は、天気予報や警報に注意し、安全を確保してください。

台風の周辺には湿った空気が流れ込むため、特に伊豆諸島や関東南部では局地的に雨が強まる可能性があります。地盤の緩んでいる場所では土砂災害に注意が必要です。

この台風は勢力を大きく変えることなく推移する見込みですが、進路や強さは変わる可能性があります。特に3日に八丈島付近に接近する時期は、伊豆諸島を中心に警戒が必要です。

今後の台風情報や気象警報・注意報に留意し、最新の情報を確認するようにしてください。