“石破おろし”の動きの山場は、両院議員総会だけではありません。どのタイミングで動きがあるのか、今後の政治日程と共にみていきます。
“ガソリン減税” 11月実施か 財源はどうなる?

井上貴博キャスター:
トップが責任を取って辞めなければ野党との話し合いが進まない。けれども、今、石破総理が辞めてしまうと古い自民党に戻ってしまう、という意見もあります。
8月1日から5日間行われる臨時国会では、参議院で正副議長および委員長の選出が行われます。他に大きく報じられているのが、ガソリン税の暫定税率を廃止する法案が提出されることです。
野党とは政策などでズレがある中で、暫定税率廃止に向けてはある程度、協調できるため、ここを足がかりにどう進んでいけるのかが大事です。
TBSスペシャルコメンテーター星浩さん:
参議院選挙の民意をここで具体化しようということですが、全体で約1兆5000億円の費用がかかることから、特に地方自治体の収入に穴が開いてしまいます。
代替財源をどうするかを含めて、与野党で話し合いをして、「11月または12月から1Lあたり25円下げる」ことはほぼ固まってきたと思います。
井上キャスター:
約1兆5000億円の財源は、具体的にどのように手当していくのでしょうか?

星さん:
例えば、無駄だと言われている基金を整理したり、自動車などの税金を少し上げる他、法人税が日本国内は世界に比べて安いので、法人税を少し上げるなど、様々なところで工面することは可能だと思います。