SBI新生銀行は政府から注入された公的資金およそ2300億円の返済を完了したと発表しました。

SBI新生銀行の前身は、1998年に金融危機で破たんした日本長期信用銀行で、2021年にSBIホールディングスに買収されたあと、上場を廃止しました。

発表によりますと、旧長銀時代に政府から注入された多額の公的資金の残り2300億円について、親会社のSBIホールディングスが、SBI新生銀行の株を政府系の預金保険機構などから買い取るかたちで完済したということです。

これに先立ち、SBI新生銀行は東京証券取引所に再上場を申請していて、SBIホールディングスが掲げる地域創生のために地銀との連携を強化する「第4のメガバンク構想」が本格始動するとみられます。