ことし上半期の特殊詐欺の被害が過去最悪です。

ことし上半期の特殊詐欺が全国で1万3213件、被害額はおよそ600億円と、いずれも過去最悪となったことが警察庁のまとめでわかりました。

このうちおよそ4割は、警察官をかたる手口の「ニセ警察詐欺」で、被害額はおよそ390億円に上ります。

被害者の年代別では、20代と30代がおよそ4割を占め、そのほとんどは携帯電話への詐欺電話でした。

警察庁は「警察官の信頼を逆手にとった卑劣な手法」だとして、注意を呼びかけています。