
今回、調査やメンテナンスを担当した「カナデビアエンジニアリング」の松岡孝憲さんは、「同じような海中展望台をメンテナンスしてきた中で、これまで窓ガラスの隙間や配管からの漏水はあったが、『ウニの浸食』による漏水は初めてで、海中展望台の壁に穴が開いたのも初めてだ」と話しています。
1972年に開館した「足摺海底館」では、これまで雨漏りの修繕や塗装の塗り直しなどは行われてきましたが、抜本的なメンテナンスはされておらず、海水の漏水は今回が初めてでした。高知県観光開発公社は「再開の見通しが立って一安心していて、今後は中長期的な目線での修繕計画などを検討していきたい」としています。