盛岡市にある御所ダムの貯水率が0%になり、農業用水を確保するため通常は放流に使わない水の緊急利用が始まりました。

盛岡市の御所ダムは盛岡市、紫波町などへの農業用水として供給されているほか、発電に利用されています。
7月に入ってから降水量が極端に少ない影響で、ダムの貯水率が31日午前0時すぎに0%になりました。

御所ダムの貯水率が0%となるのは1989年以来です。
これを受けて、通常は使用しない土砂がたまることを想定した最低水位以下の水を使って放流を継続しています。

北上川ダム統合管理事務所が管理する県内のダムのうち、湯田ダムと胆沢ダムでも貯水率が4割を切っていて、渇水が深刻となっています。