お盆や秋のお彼岸で需要のある花、リンドウが県内で出荷の最盛期を迎えています。ここ数年、新規就農者が増えている産地のひとつ、岩手県雫石町を取材しました。

JR雫石駅からほど近く。
一面、田んぼが広がるなかにイネより数段、背丈のある緑の場所があります。
枝の先から濃い紫色が少し顔を出しているこちらが今が収穫期のリンドウです。

(竹田八千代さん)
「『うれしい!みんなの所に行ける!頑張って取ってくれ!』みたいな感じで揺れてるの。見えます?揺れてるよ~」

収穫を待つリンドウの気持ちを想像しながら楽しく作業するこちらの女性が生産者の竹田八千代さんです。

8種類のリンドウを育てていて、取材した24日は岩手生まれの早生品種「恋りんどう」の収穫が進んでいました。
(甲斐谷キャスター)
「どういうところを見ながら取っていますか?」
(竹田八千代さん)
「花の先ですね。花の先に少し色が付いたところで出荷して市場に行くようにしています」

私も収穫を体験させてもらうことに。
(甲斐谷キャスター)
「この辺をポキンと折って」
「葉っぱも商品なのであまりネットにぶつからないように下に優しく引き抜いてあげる」
「きれいに折れない!」
「下に引き抜いて・・・OK!」

茎がきれいに折れず、見た目以上に難しい作業でした。