岡山県早島町に、新しいクラフトビールの醸造所が誕生しました。自慢の「早島町の特産品を使ったというビール」で、地域の魅力を発信します。

グラスに注がれていくクラフトビール。一見、普通のビールですが実は…。

(尾形明子マネージャー)
「こちらは『イグサ』を使ったクラフトビールです」
JR瀬戸大橋線の早島駅前に先月22日にオープンした、「KURASHIKI BREWING COMPANY」です。

小さな醸造所で、クラフトビールを造っています。

畳などの原料として知られる「イグサ」を粉末にして使用したビールは、1年以上かけて開発し、完成しました。
(尾形明子マネージャー)
「味はスッキリとしていてす、ごく飲みやすく、後味に『イグサ』の風味が少しする感じになっています」
かつてイグサの一大産地だった早島町。需要が減り、栽培は約20年前に一度途絶えましたが、今でも「イグサの町」としてその文化は受け継がれています。

こちらの醸造所では、岡山県の外食産業を盛り上げようと、地域をイメージした5種類のクラフトビールを造っていて、その1つである「イグサ」のビールも、早島町の活性化に繋げたいと醸造を始めました。
(尾形明子マネージャー)
「イグサの入ったビールを飲んでもらって、早島町をイメージしてもらえるよう造りました」

地域の魅力が詰まった、クラフトビール。醸造所に併設されたバーや岡山県内の飲食店で味わうことができるということです。