北海道の泊原発3号機が再稼働の前提となる原子力規制委員会の安全審査に合格しました。

原子力規制委員会はさきほど、泊村にある泊原発3号機について、再稼働の前提となる安全対策が新規制基準に適合しているとする「審査書」を決定し、審査に合格としました。

泊原発3号機をめぐっては、およそ12年前に審査が始まってから、敷地内に活断層があるかなどの議論が難航し、審査が長期化していましたが、規制委員会は今年4月、「審査書」の案を了承し、パブリックコメントや経済産業相らへの意見聴取を実施していました。

北海道電力は海抜19メートルの高さの防潮堤を建設するなど安全対策工事を2027年3月ごろまでに終わらせ、その後の再稼働を目指しています。