石破総理の進退が焦点となるなか、自民党は近く「両院議員総会」を開催することを決めました。ただ、この「両院議員総会」、開催されても石破氏の進退に影響がない可能性が出てきました。

石破氏続投の意思 総会への120筆以上の署名集まる

辞任への圧力が強まる石破総理。29日も、続投の意思は変わりませんでした。

石破茂総理
「丁寧にご説明をする、真摯にご説明をする、逃げずにご説明するということに尽きる」

ただ、石破総理の“説明”は、自民党の議員らには響いていないようです。

28日に開かれた、自民党の両院議員懇談会。出席者によると、約8割が総理の退陣を求める意見だったということです。

自民党 今枝宗一郎 衆院議員
「石破総裁には辞任をし、総裁選を前倒しをしていただくということを、いち早く表明していただくように全力を尽くしていきたい」

自民党 西田昌司 参院議員
「まず石破総理が自ら身を引いて、フルスペックの総裁選をやると」

多くの議員らは、意見交換の場である「懇談会」ではなく、党としての重要な議案を決定できる「両院議員総会」の開催を求めていました。

自民党 笹川博義 衆院議員
「現在、120名を超す署名が集まっております」

署名は、党所属の国会議員の3分の1以上となる、120筆を超えたということです。こうした動きに、29日…

自民党 森山裕 幹事長
「29日の懇談会でのご意見を踏まえ、近日中に両院議員総会を開催します」

執行部は、総会の開催を決めました。

総会で、退陣要求や総裁選の前倒しなどの議案が出され、出席者の過半数の同意があれば、石破総理の退陣につながるとみられていました。

しかし、ここにきて党側からこんな見解が。