謳い文句は実現可能?…必要なのは購入者側のリテラシー

山形キャスター:
では実際に、ニセ広告が謳う技術は実現可能なのか。エアコンなど家電の制御工学が専門の近畿大学の理工学部機械工学科・小坂学教授に聞きました。
まず“室温を1秒で20℃下げる”には、「計算上ではエアコン300台で、部屋を一気に冷やせば可能」だそうです。これは計算上の理論ということで「現実的にはありえない」というのが小坂教授の見解です。
それから“20m先まで風が届く”には、「高性能なものを使っても、超巨大扇風機でないと無理」という見解を述べています。もし家庭用サイズの扇風機で実現しようとするならば、「ノーベル賞並みの技術力」だということです。一方で「でも家で使うと吹っ飛びます」とも述べています。

ニセ広告が横行する中で、消費者庁も注意喚起をしています。▼公式通信販売サイトのURLか、▼連絡先が表示されているか、▼商品価格が極端に安くないか、▼日本語が不自然でないか。購入手続き前にしっかり確認するようにしてください。
井上キャスター:
インターネット通販では法律上のクーリングオフが適用されないので、そこも頭に入れるべきかなと思います。
松井さん:
そういう商品を出品してる大手通販サイト側も、少し責任を感じてほしい。変だと思う商品は出品しないようにしてほしいですよね。
========
<プロフィール>
松井ケムリさん
お笑い芸人 令和ロマン
1993年生まれ 慶應義塾大学法学部卒業
M-1グランプリ2023・2024 史上初連覇達成














