違法な薬物を密輸した罪に問われている男の初公判が熊本地方裁判所であり、男は無罪を訴えました。

麻薬取締法違反の罪に問われているのは、東京都渋谷区の作家・森田昌典被告(48)です。

起訴状などによりますと、森田被告は2025年5月、韓国の仁川空港から旅客機で熊本空港に降り立ち帰国した際、合成麻薬MDMA 0.24グラムと、麻薬のケタミン0.21グラムを機内に預けたスーツケースに入れて密輸した罪に問われています。

今日(7月29日)の初公判で森田被告は「スーツケースに薬物が入っているとは思わなかった」と起訴内容を否認しました。

一方、検察側は「スーツケースにあった薬を使う器具にはケタミンが付着していた」と指摘しました。

森田被告はこれまで音楽プロデューサーとして、有名アーティストの楽曲制作に携わっていました。