子どもたちが裁判官などを務め、裁判について学ぶ模擬裁判が今月28日、長崎地方裁判所で行われました。

子どもたちに裁判制度について知ってもらおうと、長崎地方裁判所が毎年、夏休みに行っている模擬裁判。
今年は、県内の小学5・6年生14人が参加しました。
「あなたに対する強盗致傷被告事件の審理を始めます」
架空のコンビニ強盗事件を題材にした裁判です。台本をもとに検察側、弁護側で審理を進めていきます。
検察官「1か月前についた指紋がずっと残っていることなんてありますかね?」
弁護人「異議あり!意見を求める質問です」
証人に対して尋問し、お互いの意見を主張します。
およそ1時間に及んだ審理。最後は台本ではなく自分たちで答えを出します。
「判決を言い渡します。主文、被告人を懲役6年に処する」「閉廷します」(拍手)
裁判官役「自分が裁判官をして、それで有罪判決とかみんなの意見を出し合うところが特に楽しかったです」
弁護人役「将来、冤罪をなくそうという気持ちが強くなりました」
裁判や法律についてのクイズも行われ、子どもたちにとって裁判所を身近に感じる体験となりました。