28日午後2時40分頃、富山地方鉄道の軌道線で、気温上昇に伴うレールの不具合が見つかりました。
不具合があったのは、富山駅から南富山駅前方面に向かう「南行線」の地鉄ビル前から電気ビル前の間にある中央郵便局前交差点付近です。
富山地方鉄道によりますと、気温の上昇でレールが膨張し、大きく歪む不具合が起きたということです。
富山地鉄では歪んだ部分のレールをすべて掘り起こし、新しいレールに取り換える作業を行っています。

この影響で、富山駅から南富山駅前方面の運転を見合わせています。
富山地方鉄道によりますと、南富山駅前方面に向かう利用客には環状線を使って中町や西町で乗り換えるよう案内しているということです。

また、南富山駅前から西町以北に向かう場合も、西町で環状線に乗り換える必要があります。
他の路線は平常運転
環状線と富山駅から富山大学前までの区間、さらに富山港線については通常通り運行しています。また、南富山西町ではピストン輸送を行っているとのことです。

28日午後9時の時点で復旧の見込みは立っていませんが、同社では「翌日の始発は通常運行できるよう復旧作業を進めている」と説明しています。
