渇水は豊沢ダムに限った話ではありません。

西和賀町の湯田ダムは水位が計画より2メートルほど低く、28日ダム管理者と関係者との間で会議を開き情報交換しました。

豊沢ダムの下流域の水田では、表面がひび割れ白く粉が吹いたようになっていました。
早生品種の飼料用米は、主食用米より早く既に穂が出始めていました。

(生産者は)
「もう穂が出始めましたね。きのう辺りから出てると思いますけど。やっぱり水ですね。お水があればいいんですけども、やはりダムにも水がないということで、いま」

イネは穂が出始める出穂期以降、コメを実らせるために水を必要としています。
豊沢川の取水制限は29日解除されますが、盛岡地方気象台によりますと向こう1週間はまとまった雨は降らない見込みです。

今後も水不足は続くとみられ、コメ作りへの影響が心配されます。