関税の影響で現地生産を強化します。いすゞ自動車が、2028年をめどに、日本からアメリカに輸出している小型トラックについてアメリカ国内への生産切り替えを検討していることが分かりました。

いすゞ自動車は現在、アメリカで販売している小型トラックを神奈川県・藤沢市の工場で生産しています。

いすゞによりますと、2028年をめどにアメリカ国内での生産に切り替えを検討しているということです。

昨年度、いすゞは、日本から北米に1万2000台の小型トラックを輸出しています。

生産拠点移管の背景には、トランプ政権による関税の影響を抑える狙いと、ネット通販の拡大によってアメリカ国内の小型トラック需要に柔軟に対応したい考えがあるということです。

なお、現地生産に切り替えた後も藤沢工場の生産能力は維持し、他の国向けの輸出や販売シェアの拡大を目指す方針です。