柏崎刈羽原発の再稼働をめぐり、2回目の公聴会が開かれました。
意見を述べたのは新潟県長岡市など中越地方の住民です。
新潟県の花角英世知事が再稼働の是非について、県民の意思を見極める「手法の一つ」としている公聴会。

2回目は柏崎刈羽原発の立地地域を除く中越地方の住民19人が意見を述べました。
【原発再稼働に反対】長岡市の30代女性
「地震によるリスクや安全保障上のリスクがあるとして反対の意見であります」
【原発再稼働に賛成】長岡市の60代男性
「原発に代わるエネルギー源が出てこないうちは、単なる恐怖症によって原発を簡単に手放してはいけない」
原発から半径30キロ圏内=UPZの住民は、事故が起きた時に屋内退避などの対応が求められますが、この30キロという範囲の設定について疑問の声も…

【原発再稼働に反対】十日町市の60代男性
「風向きを詳細に検討して、UPZの範囲をさらに広げるもしくは形を変えるというのは対策が必要である」
【原発再稼働に賛成】三条市の70代男性
「私たち三条市民は大体31km~45kmを離れていますが、対策などは何も指導がありません。果たして30kmの囲いが本当に正しいのか」
そして再稼働の条件として、県民へのさらなるメリットを具体的に提案する人もいました。

【再稼働に条件付きで賛成】長岡市の40代男性
「1kWh当たりの電気料金を、発電所からの距離に応じて段階的に割り引く仕組みはどうでしょうか」
【再稼働に条件付きで賛成】見附市の40代男性
「UPZ圏内に位置しているのにも関わらず、交付金が支給されていない。UPZ圏内にかかる面積割合に応じた交付金の支給を条件とした上で賛成です」

公聴会は8月末まで、あと3回開かれます。