太平洋戦争で日本軍約2万人が亡くなったガダルカナル島での戦闘で、命を落とした宮城県内出身者などを追悼しようと、28日に遺族らが仙台市内の慰霊碑を清掃しました。

仙台市青葉区の常盤台霊苑で行われた慰霊碑の清掃には、戦没者の遺族など21人が参加しました。

慰霊碑は、太平洋戦争中、ソロモン諸島ガダルカナル島の戦闘に送り込まれた宮城県内出身の戦没者などを追悼するものです。

ガダルカナル島では、日本軍約2万人が戦闘のほか、飢餓や病気により亡くなったとされています。

参加した人たちは、1時間半ほどかけて慰霊碑を拭いたり、枯れ草や雑草を取り除いたりしました。

全国ソロモン会 太宰榮一仙台連絡部長:
「日本を守るために努力した兵隊たちが仙台から出ていったことを、地元の人たちもほとんど知らない。日本のために戦った多くの兵隊がいることを知ってもらう一助になれば」

参加した人たちは、慰霊碑に線香をあげるなどして鎮魂の祈りを捧げていました。この取り組みは、2024年に始まったもので、2025年が2回目です。