参議院議員選挙の公示日の3日に選挙陣営から頼まれ、離島で選挙ポスターを貼ったとして、山口県周防大島町の船舶職員2人が懲戒処分を受けました。2人の船舶職員は、周防大島から15分の離島・情島を結ぶ定期船を運航していました。
周防大島町によりますと、男性職員(60代)は今月3日の参院選公示日、ある選挙陣営から情島に選挙ポスターを貼ってほしいと頼まれました。午前11時発の船にポスターを持ち込み、現地で男性職員(20代)が、島に1か所ある掲示板にポスターを貼ったということです。
ポスターを持って船に乗る職員を目撃した住民が、町の選挙管理委員会に通報し、わかりました。町は職務専念義務違反や政治活動の制限にふれるとして、2人の船舶職員を25日付けで戒告の懲戒処分としました。2人は「軽い気持ちで引き受けてしまった」と反省しているということです。
周防大島町の藤本淨孝町長は「職員の服務規律を徹底し、全職員で信頼回復に努めたい」としています。














