能登半島地震を受けて開発中の木質耐震シェルターの再度の公開実験が30日、射水市の富山県農林水産総合技術センター木材研究所で行われます。今年3月には3トンの砂袋が屋根を貫通し、屋根を支える梁が折れるという想定外の結果となりましたが、今回は改良を施してのリベンジです。果たして期待される耐震性能が発揮されるのでしょうか。

改良型でリベンジへ、今回も砂袋3トン…

富山県木材研究所と東京理科大学が共同で開発している木質耐震シェルター。今回も公開実験では、天井部分の耐衝撃性を確認します。

天井に角型パイプを格子状に配置

実験は7月30日午前10時30分から11時30分まで行われ、3トンの砂袋を高さ3メートルから耐震シェルターの天井に落下させる予定です。

木質耐震シェルターは、能登半島地震で古い木造家屋の倒壊が相次いだことを受けて開発が進められています。

基本の部材はすべて市販されているものを使用し、低コストで短期間に設置できる点が最大の特徴です。