新潟県五泉市では25日の夕方から、今年の空梅雨により水不足が続く農業用水を確保するために初めてとなる取り組みを始めました。

五泉市では滝谷川の水が減り、川の水を使っていた田んぼが水不足となっていました。

これを受け、五泉市としては初めて消火栓の水を農業用水として給水することにしました。

消火栓の水が、農業用水用のため池にホースから注がれています。
当面は3つの消火栓を使い、合わせて1日200トンを供給する予定です。

【五泉市 田辺正幸 市長】
「塩素濃度が他よりも低いということを新潟県の農業普及指導センターに調べてもらい、農業用水に使えるということで今回使っている…」

地元住民からも、ひとまず安堵する声が聞かれました。

「非常にありがたい。農家もこのような対応をすぐにとってもらえたことに非常に感謝すると」

なお五泉市によりますと、この水は地下水で、飲み水の供給には全く支障がないとしています。