全国知事会議にあわせて、地域医療の医師の確保を目指す知事の会が、提言を取りまとめました。提言は、今は2年に1回の診療報酬の見直しを、物価や賃金の上昇にあわせた仕組みにすることなどが盛り込まれています。
医師の確保を目指す知事の会には、7つの県の知事や副知事が出席し、今年度の提言2つを取りまとめました。
このうち、医師不足に関する提言は、産科や小児科で医師の減少が顕著になっているため、医師の派遣や処遇改善などで具体的な支援策を実施することなど7項目を盛り込んでいます。
また、医療機関の経営安定に向けた提言では、今は2年に1回見直される診療報酬を、物価や賃金の上昇にあわせて対応できる仕組みにするよう求めています。
青森県 宮下宗一郎 知事
「物価高を前提とした診療報酬制度に改定していただくことが非常に重要なことだと思いますので、そのことは指摘をさせていただきたい」
医師の確保を目指す知事の会は、今回まとめた内容を8月4日に厚労省と文科省に提言する予定です。














