東日本大震災と能登半島地震、大きな災害を経験した2つの県がタッグです。
岩手県と石川県が防災や物産振興で連携する協定を結びました。

24日は石川県の馳浩知事が岩手県庁を訪れ、達増知事と共に協定書に署名しました。

この協定は2024年1月の能登半島地震で被災した石川県と、2011年の東日本大震災を経験した岩手県が、被災者の心のケアなど復旧復興に関するノウハウを共有することで今後の防災につなげようと締結したものです。

さらにお互いに協力しながら、首都圏でそれぞれの県の特産品の展示販売会などのイベントを開催することで連携を図ります。

(馳浩知事)
「岩手県が取り組まれたインフラだけでなく、被災住民に対する支援をつぶさに学ばせていただいて謙虚に岩手県から学びたい」

(達増拓也知事)
「伝統工芸品を生かしたり、観光を生かしたりとか石川県の復興のビジョンを話していると岩手県と共通するところがある」

懇談では馳知事が両県の高校生の交流事業の実施を達増知事に提案していて、今後さまざまな分野での連携に期待がかかります。