まもなく冬の到来ですが、ドライバーの方は、冬タイヤへの交換はお済みでしょうか?仙台市内のカー用品店では、連日多くの人がタイヤ交換に訪れています。

鈴木哲朗記者:
「こちらの店では、タイヤ交換を希望するお客さんが次々と訪れ、従業員は作業に追われています」


仙台市泉区のカー用品店では、16日、ひっきりなしにタイヤ交換の作業が行われていました。


客:
「寒くなって、いつ雪降るかわからないので、それで早めに来ました」


店によりますと、先週末は開店前から10人以上が並んだということで、今週末から来週にかけてが、タイヤ交換のピークになるとみています。

イエローハット八乙女店 板橋将博店長:
「だんだん肌寒くなってくると、どうしてもお客さんの意識が高くなるのでだいぶ交換は増えてきました」


冬道を安全に走行するため大切なのが、新しいタイヤへの交換時期です。それを判断する目安のひとつが冬用タイヤにある「プラットホーム」です。

タイヤの「プラットフォーム」

使用限度を示すサインで、このプラットホームが現れると溝の50パーセントが摩耗したことになり、交換のタイミングです。


イエローハット八乙女店 板橋将博店長:
「白く塗られている部分(プラットフォーム)がブロックの部分とほぼ平らになってきているとなると、お取替えの時期になる」


タイヤ交換を判断するもう一つの目安が「製造された年」です。タイヤの側面にある4桁の数字。このうち下2桁が製造年です。


イエローハット八乙女店 板橋将博店長:
「こちらだと2022年の35週目に作ったタイヤということになるので、自身で確認するようであれば、最後の2つの数字を見て判断していただければ」


タイヤは古くなると硬くなり性能が落ちるため、4~5年が交換の目安です。また、自分で冬用タイヤに交換する人には、一定の力でボルトを絞められるトルクレンチの使用をすすめています。


イエローハット八乙女店 板橋将博店長:
「できればトルクレンチを使って既定の締め付けでしめていただくと、回していくときにカチンと音がするんですね。締めすぎの防止と締め方が足りないのも防止になります」


仙台河川国道事務所が15日、仙台市青葉区で行った調査では、冬用タイヤの装着率は▼34.6パーセントで、早めの装着を呼びかけています。

冬道は凍って少し溶けている状態が一番滑りやすいということなので、早めにタイヤ交換して安全運転を心がけましょう。