日本から遠く離れたマリアナ諸島付近で、今年9つ目となる台風が発生しました。現在はゆっくりとした速さで北上していますが、今後やや発達する見込みです。
台風9号の発生と現在位置 - 勢力は弱いものの北上中
24日12時、マリアナ諸島の北緯14度25分、東経143度40分において、熱帯低気圧が台風9号に変わりました。台風はゆっくりとした速さで北北西へ進んでいます。中心の気圧は1002ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルとなっています。
現在、台風の中心から南側280キロ以内と北側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いており、周辺海域では高波に注意が必要です。

今後の進路と予想 - ゆっくり北上しながら発達へ
気象庁の予報によると、台風9号は今後もゆっくりとした速さで北上を続ける見込みです。25日0時(12時間後)には、マリアナ諸島の北緯16度00分、東経144度00分付近に達すると予想されています。この時点での中心気圧は1000ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルと、現在とほぼ同じ勢力を維持すると見られています。
さらに25日12時(24時間後)には、北緯17度00分、東経144度10分付近まで北上し、中心気圧は998ヘクトパスカルとやや発達、中心付近の最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルに強まる見込みです。
