大分県竹田市の歴史的な水利施設が、「世界かんがい施設遺産」に認定されることが決まりました。
「世界かんがい施設遺産」は、100年以上の歴史がある農業用水路を保全することを目的に登録されいます。竹田市では江戸時代から山間部に用水路が整備され、白水ダムや円形分水など21の歴史的な水利施設があります。

竹田市は、去年から地元の土地改良区と委員会を設立して登録に向けた準備を進めていました。その結果、農林水産省は23日、認定が決まったことを発表しました。
国内ではこれまで54の施設が登録されていて、県内では宇佐市に続いて2例目となります。
竹田市は今回の認定を機に、教育や観光、農林水産業分野のさらなる発展につなげていきたいとしています。