噴火警戒レベル「2」が継続している岩手山について、研究者らでつくる岩手県の検討会は23日、「活動は一部で鈍化しているものの継続している」との見解を示しました。

県の火山活動に関する検討会は23日、盛岡市内で会合を開き、2024年10月から噴火警戒レベルが「2」に引き上げられている岩手山について、意見を交わしました。

噴火警戒レベルの引き上げの要因となった西側の大地獄谷の膨張は一部で鈍化がみられるものの、火山性の地震は引き続き発生しているということです。大地獄谷付近の微小な地震も引き続き観測されていることから、「活動は一部で鈍化しているものの継続している」との見解をまとめました。

その上で西側の火口周辺は「引き続き規制するのが妥当」として、東側についても活動の推移を注視する必要があるとしました。