太平洋戦争終結のため、大分県出身の外務大臣、重光葵が調印した降伏文書の実物が県内で初めて公開されることになりました。
大分市の県立先哲史料館では戦後80年にあわせ豊後大野市出身の外交官、重光葵の企画展を開きます。

開催に向け23日、外務省外交史料館所蔵の降伏文書の実物が届き、展示作業が始まりました。
重光葵は旧制杵築中学から五高、東大へと進み外交官試験に首席で合格します。その後、国際交渉の場で活躍し、太平洋戦争の終結にあたり、ミズーリ号で降伏文書に調印しました。


この実物が公開されるのは県内で初めてです。

(県立先哲史料館・松原勝也主幹研究員)「一貫して平和を臨んだ重光葵の業績や足跡の展示をしています。彼の生き方、考えたが伝わればよい」
「先哲・重光葵~平和を希求した男の生き様~」は、県立先哲史料館で7月26日から開催されます。