遊泳中の男性2人が死亡した愛媛県久万高原町の仁淀川で、23日、事故の再発防止を図ろうと現場の河川を管理する県の担当者が、安全に遊ぶためのポイントを説明しました。

3連休の中日だった今月20日、仁淀川では、25歳と31歳の男性2人が死亡したほか、同じ日には愛媛県西条市の加茂川トリム公園でも27歳の男性1人が溺れ、亡くなりました。

相次いだ水難事故の再発防止を図ろうと、23日は、仁淀川の現場でこの区間を管理する県の担当者が、安全に遊ぶためのポイントを説明しました。

こちらは、別の川との合流地点が、特に危険だと言います。

(愛媛県河川課・山本裕之主幹)
「川の合流地点から、下流側にかけましては、特に流れが急になっています」
「流れが急になっているのに加えて、深くなっているので、特に危険な箇所になる」
「合流地点には、近付かないように注意をしていただきたいと思う」

また、合流地点の上流にある通称・軍艦岩の周辺も、水深が深いうえに流れが渦巻いている所もあるということで要注意です。

(愛媛県河川課・山本裕之主幹)
「自信のある方でも、溺れてしまう危険が十分あるということを認識して、もし川の中で泳ぐ際はライフジャケットを着用するなどして、安全に遊んでいただきたいと思います」

県内の川は流れが速く危険な箇所が多いため、県は事前確認や体に合ったライフジャケットの着用、また、万が一、溺れた時の対処法など、準備をしっかりするよう呼びかけていました。