県立高校で初めての芸術科が設置される伊予高校にレッスン室が完成したことを記念し、大学教授による特別指導が行われました。

愛媛県教育委員会では、教育を取り巻く環境変化に対応しようと県立学校振興計画をつくり、その一環として来年度から伊予高校に定員40人の芸術科を設置、音楽・美術・書道の3つの専攻に分かれて専門知識を学びます。

先月には音楽専攻のためのレッスン室8部屋が完成し、その記念イベントとして、岡山県にあるくらしき作陽大学の教授でサックスが専門の長瀬敏和さんを招いてのマンツーマン指導が行われました。

中では、音大を目指す生徒が長瀬教授から楽器に振動を伝える「リード」という部品の調整法や、「音符をつむぐことによるメロディの生み出し方」といった、レベルの高い指導を受けていました。

(くらしき作陽大学 長瀬敏和 教授)
「メロディーはどれでしょう」
「細かい動きがつながって長い音符になって音楽はできている」

音楽専攻の生徒は、こうした個人レッスンなどを通して技能を高めます。

(長瀬教授)
「ずっと音楽とともに生きてくれる人たちが増えていったらいい」

伊予高校芸術科の入学者は、一般入試より一足早い1月の特色入試で選ばれます。