大分市の神社で23日、境内で収穫した豊後梅を天日干しにする夏の恒例行事、土用干しが行われました。
大分市にある県護国神社では境内にある豊後梅200本から収穫した実を天日に干していきました。晴れが続く夏の土用の時期に行うことから土用干しと呼ばれています。

今年はおよそ400キロの梅の実を収穫して1か月ほど塩漬けにし、神職と仕女5人でざるに広げて、まんべんなく日差しが当たるように慣らしていきました。
梅は三日三晩干すのが慣わしですが、暑さの影響から干すのは2日ほどにしてその後、樽で熟成させる予定です。

(大分県護国神社 仕女・橋本蛍夏さん)「梅干し一つ一つが日にあたるように重ならないようにするところがポイントですね。福梅をお渡しした皆さんが笑顔になってくれたら良いなと思っております」

梅干しは秋ごろまで熟成させ、縁起物の福梅として参拝者などに配られます。