今年3月にサイバー攻撃被害を受けたトキハグループが調査を進めた結果、約42万件に上る顧客の個人情報が、攻撃側に閲覧された可能性があることが分かりました。現時点では、不正利用による被害は確認されていません。

トキハグループでは今年3月、身代金を要求するランサムウェア型のサイバー攻撃を受け、システム障害が発生。一部店舗で、クレジットカード決済やポイントサービスなどが一時利用できなくなりました。

あけのアクロスタウン(今年3月)

トキハによりますと、その後の調査で、会員の情報が攻撃側に一時閲覧された可能性があることが判明しました。

閲覧された可能性のある情報は、氏名や住所、電話番号などで、対象件数は約42万件に上ります。このうちクレジッドカード情報は約12万7000件で、カード番号や名義人、有効期限も含まれているということです。

これまでのところ、不正利用による被害は確認されていません。

トキハグループは、8月にも対象の顧客に対し、はがきで連絡するとともに専用窓口を設置して対応することにしています。