アメリカとの関税交渉が合意しました。石破総理はアメリカのトランプ大統領が日本に対して課すとしていた相互関税は15%に引き下げられると説明しました。
石破総理
「相互関税について、25%まで引き上げるとされていた日本の関税率を15%にとどめることができました。これは対米貿易黒字を抱える国の中で、これまでで最も低い数字となるものであります」
石破総理は先ほど、トランプ政権との関税交渉で合意し、日本への相互関税は8月1日から発動するとしていた25%から15%に引き下げられることになったと説明しました。
焦点の自動車への関税については、25%の追加関税を半減し、既存の税率2.5%を含め15%とすることで合意したと明らかにしました。
トランプ大統領は自身のSNSで、日本が「コメやその他、特定の農産物の市場を開放する」と表明していますが、石破総理は「合意には、農産品を含め、日本側の関税を引き下げることは含まれていない」としています。
一方、コメの輸入については、日本が毎年およそ77万トンのコメを関税をかけず、義務的に輸入するミニマムアクセスの枠を維持した上で、その中でアメリカからの輸入割合を増やすということで、「今回の合意について、農業を犠牲にすることは一切含まれていない」としています。
今回の交渉結果について、石破総理は「常に交渉というのは100対0というものはない。対米黒字を抱える国の中で最大の引き下げ幅が得られたことは、大きな成果だと思っている」と強調しています。
注目の記事
新幹線や特急列車で荷物を置くため「1人で2座席分購入」はアリ?ナシ? JRの見解は… 年末年始の帰省ラッシュ・Uターンラッシュ 電車内での“荷物マナー”

急増するパキスタン人に相次ぐ攻撃…ロケット花火やバット「嘘だと思われる」ユーチューバーへの取材で見えた目的と誤情報 地域社会での共生に深い影

1匹見かけたら、3年後には2万匹に…爆発的繁殖力「ニュウハクシミ」の生態 文化財をむしばむ小さな脅威

「ごめんね」自らの手でロープをかけ…アルコール性認知症の息子(当時55)に絶望し 殺人の罪に問われた母親(80)が法廷で語ったこととは

「ただただ怖くて…家にいられない…」地震で“恐怖の場”となってしまった自宅 壁は大きく裂け鉄骨は曲がり… 今も続く不安を抱えながらの生活【最大震度6強 青森県東方沖地震 被災地のリアル①・前編】

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」









