「1票の格差」を是正しないまま、20日に投開票された参議院選挙は憲法違反だとして、宮崎県内の弁護士グループが選挙の無効を求める訴えを起こしました。
22日は、県内の弁護士グループが福岡高裁宮崎支部に訴状を提出しました。
弁護士グループは、今回の参院選で、議員1人あたりの有権者数が最も少ない福井選挙区を1票とした場合、宮崎選挙区は0.71票、鹿児島選挙区は0.48票になっているとして選挙の無効を求めています。
弁護士グループによりますと、全国では、前回、2022年の参院選の有権者数に基づく1票の格差は最大3.03倍でしたが、今回は3.102倍とやや拡大しています。
(訴状を提出した塩地陽介弁護士)
「格差の是正というのは喫緊の課題というふうに最高裁も指摘しているので、今回、違憲判決が出る可能性はあるのではないかというふうに考えている。みなさんにも認識してもらって、この問題にも関心を持ってもらいたい」
参院選の1票の格差をめぐっては、弁護士グループが、22日、全国14の高裁・高裁支部で一斉提訴を進めました。
注目の記事
強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

「保険が不正使用されている」記者に詐欺電話 “だまされたふり”続けるとオンラインで事情聴取 警察官姿の犯人が… 詐欺手口の全貌は

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本









