“人を恐れないクマ”とは


また、住宅街でのクマ被害が増加している一因として、“人を恐れないクマ”が増えたことも挙げられます。
近年、山林と住宅街の間にあった畑や果樹園が減ったことで、クマの生息する山と住宅街の距離が近くなり、住宅街のすぐ裏でクマが冬眠や子育てをするようになりました。
その環境で育った個体は車や人が身近になり、人を怖がることなく市街地周辺に出没する“人を恐れないクマ”となるとみられています。
今後の対策は・・・

「人を恐れないクマ」が人里に下りなくなるようにするためには
<1>ごみ捨てルールの徹底
<2>餌となるものを敷地に放置しない
<3>電気柵の設置
などで街全体をクマが入りにくい場所に変えていく必要があるといいます。
クマの餌となる山菜が少ない8月、9月も引き続き警戒が必要です。
(ひるおび 2025年7月17日放送より)
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<プロフィール>
佐藤喜和氏
酪農学園大学 教授
30年以上ヒグマの生態を調査
ヒグマ対策の最前線に立つ
 
   
  













